研究室の概要
我々の研究室では知能システム工学の基礎科学として、カオス、パターン形成、複雑系などで代表される物理学の新しいパラダイムである非線形科学を中心に研究を進めています。非線形科学が題材とする非線形現象は自然界において無数に存在します。例えばアリの隊列、株価の推移、脳科学、生命活動などといった現象もすべて非線形現象です。そのため非線形科学が扱う範囲は極めて広いものとなります。しかし、これらの複雑な現象を理解しようとするならば、どうすればいいのでしょうか。それには、従来の「独立した要素の集合体」をひとつひとつの要素に分割して検討するといった考え方にとらわれず、システムを「システム全体として起きている現象」として検討する必要があります。我々の研究室では、身近なテーマから観察される非線形現象に対し、その現象を司る数学的モデルを検討することで、これらのダイナミックで不思議な現象の数学的構造を解明することを目指しています。
研究キーワード
・ビッグデータ解析 (生体信号処理) ・データサイエンス (非線形科学) ・統計モデリング (確率過程論)
新着情報
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2023年10月22日 福大未来キャンパスを開催します。
2022年7月30日~7月31日 令和4年度ひらめき☆ときめきサイエンス「発達障がい者・高齢者をアシストする知能システム・
未来社会創造事業 「bスポーツの認知機能に及ぼす効果の検証」を推進します。
2019年 7月8日 Springer Singaporeから「Stereopsis and Hygiene」が発刊されました。